ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3.8
3.8/5
作品評価  4.3
3.6/5
作品認知度 4.0
4/5

メディア:ライトノベル→マルチメディア展開 

原作:大森藤ノ

アニメ制作: J.C.STAFF

初回放送日: 2015年4月

ジャンル: ファンタジー

【ストーリー】 
 ヘスティア・ファミリアで唯一の団員である駆け出しの冒険者ベル・クラネルは、単独でダンジョンに臨み、我流でモンスターと戦っていた。

 いつものように上層で戦っていたベルは、不運なことに中層級の強さをもつミノタウロスに襲われる。
 なすすべもなく追い詰められたベルは、間一髪のところでロキ・ファミリアの女性冒険者アイズ・ヴァレンシュタインに助けられたが、ベルは礼も言わずにその場から逃げ去ってしまう。

 あまりの衝撃的な出会いにより、アイズに一目惚れしてしまったベルは、彼女に釣り合うような立派な冒険者となろうと心に誓う。これが切っ掛けとなりスキル憧憬一途が発現し、規格外の急成長を遂げてゆく。

コス人気度
人気度 75%
コス容易度
容易度 85%
コス映え度
映え度 70%

Character

キャラクター名

ヘスティア

性 別

 女

声 優

特 徴

 本作品のヒロインの一人。ヘスティア・ファミリアの主神で炉の女神。黒髪ツインテールで身長140Cの幼い外見だが巨乳であり、他の神からは「ロリ巨乳」や「ロリ神」と呼ばれ、道行く人やバイト先の客からはマスコットキャラのように可愛がられている。

 神と人の違いを乗り越えてベルと相思相愛になることを夢見ており、彼が想いを寄せているアイズや彼に想いを寄せる女性を警戒している。本編8巻では、祖父を失い一人になった寂しさの経験から、永遠を生きる自分に喪失の痛みを与えることを恐れていたベルに、神々との愛を怖がらないで欲しいと告げる。

 下界に降り立った神々の中でも根っからの善神であり、天界では誰に対しても差別せず平等に接する人物としても知られ、神格の高さもあり神々からは一目置かれてい。

キャラクター名

 ベル・クラネル

性 別

 男

声 優

特 徴

 ヘスティア・ファミリア団長。紅眼白髪の14歳の少年でヒューマン。その容姿から作中では兎に喩えられる。物語開始時のステイタスはLv.1の駆け出しだったが、急激な速度でランクアップしており、本編16巻時点ではLv.4となっている。

 田舎で2人暮らしをしていた育ての祖父の死後、異性との出会いを求めて冒険者となるべくオラリオを訪れる。
 どのファミリアからも門前払いをくらい、途方に暮れていた時に女神ヘスティアと出会い、彼女の最初の眷属となる。

 性格は基本的に善良かつ奥手だが、祖父の影響で異性に抱く憧れが強く、年上の女性を意識する。祖父から英雄譚を聞いて育ったために人一倍英雄譚に詳しく、年甲斐もなく英雄になりたいという想いを秘めている。

キャラクター名

アイズ・バレンシュタイン

性 別

 女

声 優

特 徴

 ベルが冒険者の駆け出しのころに、ミノタウロスに襲われていたベルを間一髪で救い、ベルと出会う。

 主人公ベルの目標であり憧れの人という立場。駆け出しのベルに戦い方を初めて教えたため、ベルにとって戦闘の師匠でもあり、物語が進むにつれベルとの関わりが深まっている。

 性格は、物静かで感情をあまり表に出さず、精神的には幼く、対人関係も苦手。その美貌も相まって神秘的な印象を持たれがちであるが、天然な行動が多く、酒乱という設定もある。

 オラリオの有名人の一人で、ファミリアの中外で尊敬と人気を集めている。強くなることが何よりも最優先でそれ以外の事柄には関心が薄いため、暇さえあればダンジョンへ潜っている。

総合評価 3.8
3.8/5

 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』は、2013年にライトノベル第1巻が発売されて以降、現在も続巻が発売されており、外伝作品が2種類、2020年10月からはアニメ第3期の放送も始まるなど、長く愛されている作品です。

 アニメ化に際しては、主人公のベル役に松岡禎丞さん、ベルが恋する相手のアイズ・ヴァレンシュタイン役に大西沙織さん、ベルの所属するファミリアの神であるヘスティア役に水瀬いのりさん、ベルたちの仲間のリリルカ・アーデ役に内田真礼さんが起用されているなど、色々な人気アニメ作品にも参加しておられる豪華な声優陣に加え、妥協のない戦闘シーンや日常場面での建物や小道具の質感などが丁寧に描かれており、近年ではアニメの作画に否定的な意見が出ることも少なくない昨今にありながら、作画においても肯定的に捉えられています。

 また作品を見たことない方は、タイトルに『出会いを求めるのは間違っているだろうか』とあるから、主人公は恋愛体質または遊び人なのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

 主人公は神であるヘスティアのために一生懸命に働き戦い、またアイズ・ヴァレンシュタインがいる場面においても戦闘に集中しており恋に呆けて戦闘を放棄することなどはありません(さすがに出会いの場面のことは見逃してあげましょう)。

 物語は主に平和な生活をする日常パート、ダンジョンに潜る探索パート、モンスターと戦う戦闘パートの3つに分けることができ、各登場人物が様々な表情や服装を見せてくれるため、コスプレをした際の表情の出しかたや、その他の作品のコスプレをする際にも生かせるシーンが数多くあります。

 肝心のコスプレにおいては、今ではテレビで取り上げられるだけでなく、少年誌のグラビアや写真集を発売されているえなこさん(@enako_kos)を始めとしたコスプレ界では有名な方をはじめ、コスプレに挑戦する方が多数いらっしゃり参考にできることから、決してハードルは高くない作品と言えるでしょう。

 コスプレをする上で注意ポイントとなるのはキャラクター選びと言えるかもしれません。

 作中で主に戦闘を行うキャラクターの衣装は武具により露出度が低めですが、普段は非戦闘員であるキャラクター(例えばヘスティア)などは露出度が高めの傾向にあり、既存の衣装を使用する際に露出度が高く着こなすのが難しい、恥ずかしいと感じることも少なくない外見です。

 そのため、人によっては既存の衣装に布を足したり、作中の完全再現ではなく雰囲気を壊さない羽織り物を使うといった工夫を凝らしたりする必要があるかもしれません。

 主人公に近いキャラクターほどコスプレの人気度も高いため、自分らしいコスプレを求める方は衣装に追加の装飾を施したり、オリジナリティーを求めても楽しいでしょうね。

 最後に作品評価といきたいところですが、この作品のコスプレを外のイベントでする際の注意点があります。
 刺激的な衣装が特に目を引く作品であるが故にそれ目的でコスプレ写真を撮る・求める方が少なくありません。
 コスプレ人気があるということは大変喜ばしいことなのですが、過去にこの作品のキャラクターのコスプレを披露したことで、そのような被害にあいかけた方もいらっしゃるようです。

 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のコスプレに関しては、しっかりとした運営母体のあるイベントでのコスプレまたは男性の友人や複数人での参加をするなど、被害に合わないための対策も考える必要がありそうです。

 肝心の総合評価ですがコスプレ難易度や人気度、作品の内容を考えるとかなり高く評価できるのですが、男性が参加出来る余地もあまりなく、一部のキャラに人気が集中してしまっているため、評価としては標準的な3.8点となります。

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