盾の勇者の成り上がり 3.6
3.6/5
作品評価  3.8
3.8/5
作品認知度 3.4
3.4/5

メディア:ライトノベル→マルチメディア展開 

原作: アネコユサギ

アニメ制作: キネマシトラス

初回放送日: 2019年1月

ジャンル: 異世界、ダークファンタジー

【ストーリー】 
 
 図書館で四勇者について書かれた本を手にとった大学生の岩谷尚文は、盾の勇者として異世界の国家メルロマルクに召喚される。
 そこには、剣の勇者、弓の勇者、槍の勇者の3人も召喚されていた。
 
 次元の亀裂から魔物が湧き出すという”波”から世界を守ることを国王から命ぜられ、それぞれの武器を鍛えるために供を連れて旅をすることになる。
 
 だが、盾の勇者である尚文の供になったのは、女従者マインのみであった。
 
 その唯一の供であるマインにすら裏切られ全財産を盗み取られる。
 
 さらに婦女暴行の冤罪をかけられ、金銭だけでなく勇者としての名声や信用も失い、残ったのは絶望と憎しみのみ…誰も信用できない尚文は、パーティーの攻撃役として奴隷商人から亜人の少女ラフタリアを買うことにする。
 
 このラフタリアとの出会いが尚文にとって大きなターニングポイントとなり、ラフタリアとともに成長し、絶望の淵から成りあがっていく物語。

コス人気度
人気度 50%
コス容易度
容易度 60%
コス映え度
映え度 75%

Character

キャラクター名

 岩谷 尚文(いわたになおふみ)

性 別

 男

声 優

特 徴

 本作の主人公。
 
 異世界において最高位の聖武器4つに選ばれた勇者たちである四聖勇者の一人で盾の勇者。

 20歳の大学生。オタク趣味で、某ネットゲームでは3番目に大きい複合ギルドの首脳陣の一人である。

 高校生の弟がいて、図書館で「四聖武器書」を読んでいた時に、盾の勇者として異世界メルロマルクに召喚される。

キャラクター名

 ラフタリア

性 別

 女

声 優

特 徴

本作のメインヒロイン。異世界の眷属器、刀の勇者。クテンロウの天命(王族)。

 若干カールした紅茶色の背中まであるロングヘアと、澄んだ紅茶色の瞳に芸術的に整った容貌である。

 メルロマルクの最初の波に巻き込まれ両親を亡くし、奴隷に身を窶していた所を尚文に拾われ、最初のパーティーメンバーとなる。

キャラクター名

 フィーロ

性 別

 女

声 優

特 徴

 白と桜色を基調としたフィロリアル・クイーンでアリア種。
 
 人型の時は光沢を放つ艶やかな金髪、透き通った海のような碧い瞳、雪のように白い肌、背中には天使を彷彿させる羽がある。

 四聖勇者である尚文に育てられ、旅の途中で上位種のフィロリアル・クイーンになる。また、尚文のことを「ごしゅじんさま」と呼んでいる。

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総合評価 3.6
3.6/5

 リゼロと同じくライトノベルを出自とするこの『盾の勇者の成り上がり』ですが、ライトとはいえないその意外ともいえる設定と世界観の深さから人気を博し、アニメ化は勿論舞台化までもが予定されるなど、作品自体が成り上がって行く過程は非常に興味深いものがあります。

 勇者という肩書を持つ主人公でありながら、物語序盤から裏切られ、罵られ、絶望の淵に立たされて性格が歪み…また奴隷であるラフタリアを物語の主人公が購入してしまうなど、勇者としてあるまじき行為を繰り広げる定石から外れた彼の行動に、その後の展開はどうなるのかと目が離せなくなってしまう人が続出しました。

 毒舌で有名なお笑い芸人の有吉弘行氏も、作品の魅力にハマってしまった一人だと公言されていますよね。

 コスプレ界においては爆発的な人気とはなっていませんが、第二期、第三期とアニメ制作が決まっていることから、今後更に人気が高まっていくことが予想されます。

 異世界ものの為主要人物は人間から魔族、獣人など幅広く、猫耳や天使のような羽など可愛く魅力あるキャラが多数登場します。
 また勇者たちが身に着ける、盾、槍、剣、弓など武器や装飾品などもゲームから抜け出したかのような魅力あるデザインとなっています。

 しかし、コス衣装などの流通については多いとはいえず、値段も高めなものが多いのは残念です。

 少し懐かしさを感じる、ゲームの世界に入り込んだかのような本作ならではのコスは現在の所謂「映え」とは距離をおくものではありますが、ドラクエのような王道たる世界観が好きな方にとってはさしたる問題とはならないでしょう。

 盾の勇者の成り上がりは、コスプレ界でもまだまだ成り上がっている真っ最中。

 コスで表現できる真新しさという観点ではあまり評価出来ない本作ではありますが、総合評価としては今後の人気上昇も加味して3.6点の評価とさせて頂きました。

この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目「盾の勇者の成り上がり」を素材として二次利用しています。